コロナになって自宅療養となった15日間

8月下旬に高熱が出ました。
前日には「何となく喉が少し、イガイガするかも」くらいの感じです。
コロナでないことを祈り、自宅内隔離でひたすら熱が下がるのを待ちました。
かかりつけ医に行くことになってますが、PCR検査を実施していないクリニックのためしばし様子を見ることに。
結果として、あまりにも熱が引かないため、高熱が出てから1週間後にPCR検査を受けようやくコロナ陽性の結果となりました。
会食も当然せず、マスクもずっとしているし、手洗いもしていた。
にもかかわらず、どこかでコロナウイルスをもらってきてしまいました。
目次
コロナで高熱に悩まされた1週間
コロナであろうと普通の風邪であろうと、中症状以上でないと神戸市では自宅待機となります。基本的には自己治癒力で治すしかありません。解熱剤を処方してもらい、自分の力でウイルスに勝つまで療養です。
始めは37.5度程度から始まり、まだ体もそこまでしんどくありませんでした。体力がまだ備わっているからでしょう。
だんだんと熱も上がり、初日で38.5度に到達しました。
処方してもらった解熱剤を飲めば37度台前半に下がります。
薬が切れたら38度台に突入。5日目まではこの繰り返しでした。
1週間たっても熱が下がらない
通常であれば、1週間もしないうちに熱も下がるはずなのに、一向に熱が下がりません。
6日目に入ると、何やら悪寒がします。
これまでとは違う症状が出てきました。
熱を測ると39.6度。
記憶にある限り、自己最高の高熱です。
さすがに39度を超えると意識も朦朧としてきました。これまでは、解熱剤で熱が下がればスマホも見られましたが、その気力もありません。
また、39度を超えているのに汗をかきません。その代わりトイレが近くなりました。
体が、ウイルスに勝つために体温を高めようとしているのでしょうか?
これまでと違う様子に、少々心配となってきました。
ちなみに保健士さんや訪問診察の先生からすれば、解熱剤の量が私の場合半分くらいしか処方されてなかったようで、その分解熱剤の効きも悪く大変だったようです。
保健所が訪問診療を手配してくれる
翌日に保健士さんからの定期確認の電話が入りました。
1週間も熱が続いているので、急所訪問診療の手配をとってくれました。
まさか訪問診療を受けることができるとは思ってもみなかったので、大変ありがたかったです。
当初の予定では翌日の診察となりそうとの事でしたが、その日の夕方には診に来てくれました。
手配をとってもらってから約2時間。
自宅療養は自分の症状もわからず不安な中過ごすので、医師に診てもらえることだけで気分がかなり楽になりました。
診察を受け、幸い肺炎を起こしているような感じではないとおっしゃってもらえて一安心。
もちろんレントゲンを撮ったわけではないのですが、肺炎の心配をしていたのでホッとしました。
そして、1週間高熱が続いているということで、本来は中症状者以上に処方がされるらしいのですが、「ステロイド剤」が処方されました。
「似たような症状の方も次の日にはかなり楽になるから、処方しておきます」
とのこと。
「ただし、自己免疫力を落とすので重症化のリスクもあります。くれぐれも注意して自宅療養してください」
と、なかなか恐ろしいことをサラッと言います。
どのように注意すればいいのか見当もつきませんが、基本的には外からのウイルスをもらわないように引き続き自宅で隔離生活との事でした。
「これまでは人に移さないための自宅療養、これからは人にうつされないための自宅療養」と後で保健士さんに説明を受け納得しました。
劇的に効いたステロイド剤
訪問診察ですが、薬も薬局の方に届け出もらえました。
なんてすばらしいサービスが世の中にあるのか!
今回はコロナに罹患しているので、費用は全て公費で賄ってくれるとの事。
大変申し訳ないやらありがたいやら。
始めて健康面に関して、社会保障のありがたさが身に沁みました。
夜の22時に、1回目のステロイド剤を飲みました。
これで翌朝には体調が楽になってくれたらいいのにと祈りながら就寝しました。
すると、夜中の1時に目が覚めました。汗が噴き出ているのです。
39度を超えたときから汗をかかなかったので、早速体調の変化が感じられました。
体温は37.1度。
「ここまで効くのか!」
と驚きながら、30分~1時間おきに、汗でびちょびちょになった服を着替えます。
嫌な汗のかきかたでなく、スッキリした感じ。
そのまま着替えと仮眠を繰り返し、朝を迎えました。
朝の体温は36.2度。
ここまで劇的に効くとは思いませんでした。
ステロイド剤は諸刃の剣であることを実感しました。
その後、ステロイド剤を1週間飲み切り、問題が無ければ療養終了となります。
軽症者でも症状の幅が大きい
コロナは、「ただの風邪」という人がいます。
確かに、自分で治さなければいけないのでただの風邪と言えます。
まぁ、罹患したものにとっては二度とごめんなくらい大変でしたが・・・
でも、それほど人によっては症状が大きく異なるようです。
今回私は軽症者扱いです。
無症状の人も多く、多くは1週間以内で治る人が大半とすれば、やや大変な部類に入りました。
しかし、肥満でもなく特有の疾病があったわけでもないのに、これだけしんどく長引いてしまったことは、健康体であれば症状が軽いということは言えないのではと考えます。
コロナが原因で発熱しましたが、その後自己免疫暴走?を引き起こしたので、療養期間も長引きました。
メンタルがしんどくなる
今回コロナにかかり、熱と疲れで自律神経が乱れました。
2度ほど気を失いそうになり、1回は本当に気を失いました。
やはり理由としては「いつ重症化になるのかわからない恐怖」「重症化になっても速やかに病院に受け入れられてもらえない恐怖」が頭の片隅にありましたので、ストレスがかかっていたと思います。
3日程度で熱も引けばそこまでメンタルが疲れることもなかったのでしょうが、長期化したことでいろんなことが悪循環となってしまったような気がします。
周囲への迷惑
あと、コロナが陽性になれば周囲の方への影響が避けれれません。
なんとか仕事の調整をして、アポイントを変更してもらいました。
幸いにして、大きな問題も起こさず済みそうでした。
一人で仕事をしていますが、締切りものなどはあらかじめ協力者と一緒に進めており良かったと思います。
一方、職場での場合は、消毒であるとか濃厚接触者でないとかの対応に追われていたようです。
かかってしまったことに対しては、正直仕方ないと思っていますが、いろんな方に迷惑をかけてしまったことは事実としてあるので、そのことについては本当に申し訳なかったと思います。
また、身近なところでは家族に一番の迷惑をかけてしまいました。
熱が出たその日から、自宅内隔離生活が始まりましたが、家族は濃厚接触者として14日間の自宅待機となります。
娘も学校に行けず、妻も仕事に行けません。
また、うつらないように消毒や洗濯を別けたり、食事も使い捨ての容器にしたりと、普段の動きとは大きく異なりました。家の周りのことを一手に担ってくれた妻には頭があがりません。
コロナに罹患したことを機に、情報の共有や仕事の進め方の改めての見直しに着手していこうと考えました。
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末信 公平

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