決めたことをすぐに実行していくだけで変わっていく

決めたことを行動に移す。
約束を守る。
この小さなことだけでも業績は変わってきます。
決めたこと、約束したことはすぐに実行する
業績不振の会社には共通点があります。
それは、実行が遅いことです。
また、約束を守りません。
逆に業績が良い会社は、何事も取り組みが早いです。当然ながら約束は守ります。
ちまたでよく言われることですが、やはり当てはまるなと言うのが実感です。
素早く実行する2つのメリット
経営を上向かせる定石は、仮説と検証を繰り返すことです。
この王道のことができていない間はあれこれ取組んでも無駄でしょう。
あなたの取引先、もしくは従業員でも仕事のできる先は何事も対応が早いはずです。
逆にできないなと感じる先は、対応が遅いはずです。
多くの場合に当てはまると思いませんか?
仮説と検証のサイクルを早く回せる
理由の一つとして、先に挙げた「仮説と検証」のサイクルが早くなるからです。
考えて決めたことをすぐに実行すれば、それだけ早くに検証ができます。
素早く実行して修正をかけていく方がより良い商品やサービスに近づくからです。
ぐずぐずと机の上で考えていても、会議をしていても仕方ありません。
仮説と検証を素早く回しているからこそ、業績も良くなります。
相手の時間を奪わないので信頼されやすい
もう一つの理由は、相手の時間を奪わないので、良い印象を持ってもらえます。
100%の回答でなくても、何らかのアクションを起こしてあげるだけで相手は安心します。
また、約束の期日までに対応できなければ、相手の予定も崩してしまうので時間泥棒となってしまいます。
そんな企業や人と仕事をしたいと思わなくなるのが人情でしょう。
結果として、良い取引先や担当者が離れていきます。
特に最近は時間の概念について考える人が多くなってきたので、相手の時間を奪う行為をするだけで信用を無くしてしまいます。
共同で仕事を進めているような場合は、決めたスケジュールを守らないとどんどんタイムリミットに迫り、慌てて処理してしまいがちです。
結果として満足いく仕事とならず、双方不幸な結果となります。
遅らせているほうはまだしも、しっかりと準備や段取りを組んでいる方にしてはたまったものではありません。
相手の事を考えてあげることも必要です。
忙しいは言い訳に過ぎない
遅れる理由として「忙しかった」があります。
この理由を聞くたびに「だから?」と心の中で思ってます。
怒るわけではないですが、「だったら約束しなかったらいいのに」「遅れそうなら先に連絡入れればいいのに」とは思います。
スケジュールを組む際には余裕をみていますが、結局のところこちらの段取りを変えなければならなかったりと困る場面もあります。
この手の場合は、真剣みが足りなかったり、その場を繕うタイプなので、なかなか事業が上向きになりません。
後回しにしている印象を与えかねませんので、状況が変わればこまめに連絡は入れておきましょう。
時間の概念を常に持つ
もしあなたの会社の業績が悪いなら、会社として素早く対応できているかどうかを確かめてみましょう。
これができていなければ、いくら素晴らしい経営戦略を立てても無駄になります。
要は「時間の見積もりが甘い」「段取不足」「仕事の優先順位がたてられていない」からできないのです。
素早く対応ができていないという事は目先の対応に追われている状況なので、まずは時間の捻出から始めます。
手間はかかりますが、まずは1日だけでも、何の仕事に何時間かけたのかを記録してみましょう。
ノートでもエクセルでも構いません。手間がかからないほうが良いです。
1日できたら、3日、1週間と伸ばしていき、1か月もできれば時間の使われ方が浮き彫りになります。
記録を振り返ってみて、無駄な時間を探したり、段取りができていれば時間の短縮になることが発見できれば、時間の捻出が可能となります。
まとめ
どんなにすばらしい戦略があっても、実行しないと意味がありません。
素早く実行する癖がつけば、相手からの信用も得て仮説と検証もおのずとできます。
経営改善に取り組む際は、時間の概念を持ち実行できる癖を先につけておきましょう。
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末信 公平

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