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資格は使いよう 役に立つか立たないかはその人次第

 
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経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

最近、資格についての記事や雑誌の特集が目につきます。

コロナで不安な将来を映しているのでしょうか。

以前から「資格は役に立つ」「資格は役に立たない」といった話はよく聞きましたし、私が持つ中小企業診断士は「足の裏の米粒」とよく言われました。

足の裏の米粒とは「取っても食えない」という意味だそうです。

 

結論から言えば「資格を活かすも活かさないもその人次第」

結論から言えば「資格を活かすも活かさないもその人次第」です。

独占業務を持つ資格の弁護士や税理士、司法書士、行政書士、社労士などありますが、結局は食べていくも食べていけないもその人次第です。

弁護士でも食べていけない人がるといったニュースも聞きますし、税理士も同様です。

中小企業診断士は独占業務がないので、「食べていきにくい」と思われているみたいですが、実は中小企業診断士が優遇される公的業務は多いです。

 

一口に資格と言っても国家資格から、名の通った資格や「だれが作ったんだ?」と思わせる資格など様々です。

特に日本は資格天国のようで、資格を有難がる風潮があるため乱立しています。

 

資格があると、優遇される職種があったりするので、そのような資格(簿記・FP・宅建)はメリットに直結するでしょう。ほかにも技術系の資格がないとできない仕事があったりします。

 

資格で独立するなら営業力が大事

ここでは、資格をとると独立できるのかに絞って考えてみます。

中小企業診断士として独立しましたので、自身の経験から言えば「資格を使って食べていけるかどうかは営業力」があるかないかです。

資格があるだけで、黙っていてもお客さんが来ることは無いということは疑う余地がないと思います。

もしいまだに、「資格があるとお客さんが勝手によってくる」と思っている場合は考えを改めましょう。

そんな楽な時代は昔の話です。

ハッキリと言って、営業力の有無が左右します。

でもこれは、別に資格保有者に限らず、どんな仕事でフリーや起業している人と共通ですね。

「営業をしたくないから資格を取って独立しよう」といった考えの場合は、ちょっとしんどいかなと思います。

なぜなら、ただでさえ毎年毎年合格者が排出され、すでに先行している人がいて、さらには定年もないのでやめる人も少ない状況。

なので競争が毎年毎年激しくなると考えられます。

 

私の持つ中小企業診断士は、毎年1000人前後が二次試験に合格しており、さらには中小企業大学校や各大学の養成課程経由の中小企業診断士もいます。

経済産業省か中小企業庁の考えなのか、近年は合格者数を増やしている状況です。

ちなみに私が合格した年の2次試験合格者は842人。

合格率こそ18%~19%で推移していますが、受験者数が増加してるためここ3年は1000人以上で、令和3年度に至っては1600人と私の時に比べてほぼ倍です。

 

中小企業診断士の場合は資格を取ったからと言ってすぐに独立する人は少なく、その大半は企業に勤めていますが、会社員をやめた後には中小企業診断士の資格があるのでコンサルタントの仕事をしようと考えている人は多いでしょう。

そう考えると、自分もうかうかとしていられません。

 

営業と言っても、何も飛び込み営業をすると言う訳でもないですが、どの分野に進むにせよ、営業の場面は訪れますし、そのチャンスを広げる活動は必要となります。

 

ちなみに私は、企業への飛び込み営業流行りませんでしたが、独立して1~2年は銀行や信用金庫へ飛び込み営業を行いました。

地盤・看板・カバンがない状態で、かつ、組織に頼りたくないと思って独立しましたので、何かのきっかけをつかまなくてはと思いやっていました。

会社員時代は管理部門だったので営業経験ゼロでしたが、何とかなるものです。

今ではその時につながった銀行や信用金庫の人とは仲良くしてもらっていますし、仕事にもつながっています。

 

資格は信用力

資格は目に見える信用力です。

全然知らない人でも、資格の有無で信用されるスピードが早いので、国家資格や名の通った資格であれば、信用力を活かした展開が可能です。

資格を持っているだけで「この人は賢い人なのかな?」「努力ができる人なのかな?」といったいいイメージを持ってもらいやすくなります。

ビジネスは信用が大事ですが、その信用力の担保に使える点は大きなアドバンデージかと思います。

「資格は使いよう」というのは、その資格の価値が発揮できる市場を選ぶことです。

 

最後に

資格の有無にかかわらず、起業・独立には営業力が不可欠です。

自分の強みや得意と、市場のニーズにどのようにしてあわせていくのかなど、マーケティングの考えも必要となります。

でも最後にものをいうのは、「行動するかしないかの差」でしかないのかなと思います。

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末信 公平

中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/ファイナンシャルプランニング技能士2級中小企業庁委託事業ミラサポ専門家登録/神戸商工会議所外部専門家登録/公益財団法人ひょうご産業活性化センター経営専門家登録/公益財団法人兵庫県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター外部相談員登録/兵庫県中小企業診断士協会・大阪中小企業診断士会会員/ NPO法人ファザーリング・ジャパン関西会員
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。
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経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

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