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銀行や信用金庫に頼りすぎてはいけない

2021/08/10
 
この記事を書いている人 - WRITER -
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

銀行や信用金庫などの金融機関は、経営を行う上で頼りになる存在です。
資金が必要であれば適正な範囲内でお金を貸してくれますし、場合によっては取引先を紹介してくれたりします。

ですが、頼り過ぎてはいけません。

ここで言う頼りすぎとは、お金を借り過ぎている状態の事を指します。

借り過ぎてしまうと、当たり前ですが色々な不都合が生じます。

 

借り過ぎの状態は常にリスクを抱えている

銀行から適正な範囲内でお金を借りている状況であれば、問題ありません。

適正な状況とは、返済額を上回る利益を上げている。大半の融資額を返せるだけのお金がある。などです。

返済する金額以上に利益が出ていなくても、少なくともその半分くらいは利益が出ていれば、まだ許容範囲かと思います。

 

ですが、赤字の補填にどんどん借入金が膨らんでいる。黒字でも返済できるほどの余裕が無く、返済した金額だけ融資を受け続けている。

 

お金が借りれているうちはまだいいですが、それがいつまで続くかわからない。

これこそが一番のリスクです。

 

「うちは毎年返済した分だけ打ち返しの融資を受けているので大丈夫」

と思っている経営者の方は多いでしょう。

私も、黒字が確保できていれば、そんなに心配することもないと思います。

 

が、ある日突然、銀行の方針が変わることがあるのです。

 

現場レベルでは貸したくても、本部の意向で貸せなくなる

何が引き金となって方針が変わるのか、理由は様々です。

 

その昔、不良債権処理に苦しんだ金融機関はリスクのある融資を引き揚げました。

いわゆる、貸し渋り、貸し剥がしと呼ばれるものです。

現在においても、ゼロ金利政策もあり金融機関の経営環境は決して良好とは言えません。

新型コロナウイルス感染症の影響により、破産する企業が相次げば金融機関自体も傷みます。

そうなると、支店の支店長や担当は何とか融資を続けてあげたいと望んでも、自分自身が倒れてしまえば元も子もないので、融資決済が下りにくくなります。

 

今回は金融機関自身に不良債権処理の問題が起きたことを例としていますが、他にも色々な要因があります。

周りの環境の変化によって、いつまでも同じようにはいかなくなると言う事は、頭の片隅に持っておいた方が良いでしょう。

 

支店長、上長クラス、担当とは仲良くする

ある日突然と言う事を無くすためにも、支店長や上長クラス、担当の人とは、普段から自社の事を知ってもらい、関係性を作ることが大事となります。

関係性を作ることは、早めに情報をつかむことにもなりますし、最終的には本部をうまく説得してもらう人だからです。

彼等は、本部と掛け合ってくれる大事なパートナーとも言えます。

 

支店長や担当の頑張り次第で、事が変わることはよくあります。

先方にも事情はあるのでしょうが、個人的には「よくぞここまで頑張ってくれました」と言う場面が何度もあります。

本当に「ドラマかいな?」という感じです。

現場の担当や支店長は、企業側にとっても砦と言えます。

彼等の頑張り具合で変わりますので、できるだけ味方となってくれるようなお付き合いを心がけましょう。

 

金融機関の意向に左右されないようにする

借り過ぎの状態は、金融機関の意向に経営が左右されやすい状況になります。

いまは大丈夫でも、半年一年後はどうなるかわかりません。

金融機関の意向に左右されない経営環境を整えることも、経営者の大事な仕事の一つです。

すぐに改善することはできませんので、早くに気付いて早くに着手する。これしかありません。

 

逆の立場から考える

急に方針が変わって貸し渋りや貸し剥がしに合うと、心底腹が立ちます。

まさに、雨が降ったら傘を取り上げる状態です。

とは言え、銀行や信用金庫などの金融機関ばかりを責めても仕方ありません。

逆の立場から考えれば、簡単に融資ができる状況でないことも理解はできると思います。

やはり、早期に健全化に向けて経営を上向かせることが必要になってきます。

それは、お互いに健全な関係性を保つためにも必要な事です。

 

自立できる経営

結論から言えば、借り過ぎの状態から脱するために、経営の健全化を図り収益を上げることが必要です。

収益をあげ、自己資本比率を高めたり現金を貯えておく。

せっかく経営をしているのに、あれこれ口を出されるのもつまらないものです。

 

銀行や信用金庫などの金融機関とは、お互いが良いパートナーとして付き合える関係性を持つことが大事です。

そうすると、いちいち金融機関の顔色をうかがわずに自立した経営ができます。

 

経営はなんだかんだと言っても、お金を持っているもの、お金を出しているものが強いです。

(ある意味最も強いのは、開き直ってお金を持っていない人ですが・・・)

金融機関は心強い味方でもありながら、一線を越えると立場が逆転してしまう存在であることを理解して、お付き合いをしましょう。

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末信 公平

中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/ファイナンシャルプランニング技能士2級中小企業庁委託事業ミラサポ専門家登録/神戸商工会議所外部専門家登録/公益財団法人ひょうご産業活性化センター経営専門家登録/公益財団法人兵庫県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター外部相談員登録/兵庫県中小企業診断士協会・大阪中小企業診断士会会員/ NPO法人ファザーリング・ジャパン関西会員
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。
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経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

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