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中小企業診断士試験の想い出

2018/10/23
 
この記事を書いている人 - WRITER -
末信 公平
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。業績悪化に伴い民事再生を経験。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

今年も真夏に中小企業診断士1次試験が実施されました

昨日、一昨日の8月4日、5日に中小企業診断士1次試験が実施されました。

たまたま当時の受験仲間との飲み会があり、受験時代の事を思い出しました。

 

自分が初めて一次試験を受験したのは、2014年8月で、台風の影響で電車が止まるのじゃないかと心配しながら、嵐のなか会場に向かいました。

一からやり直しとなった2度目の一次試験の2016年8月は快晴で、めちゃくちゃ暑い日でした。

暑さのピークではないかと思うこの8月上旬の試験は体調管理にも気を付ける必要があり、なかなか大変なものです。

 

今年の受験生の皆様も、非常に暑いなかの受験でお疲れ様でした。

 

試験勉強の記録を振り返って

試験勉強をしてた頃、こちらのアプリを使って勉強記録をとってました。

私は独学で勉強をしていたので、このアプリのおかげで他の人の勉強具合やたまにメッセージのやりとりをするなど、色々と助けてもらえました。

ちなみに冒頭での飲み会をした受験仲間とは、このアプリを通じて知り合った人達です。

 

久々にアプリを開いて勉強をどれくらいしていたのか確認してみました。

2013年10月に中小企業診断士の試験勉強を始め、2016年12月の2次試験(口述)まで勉強した時間は、約2,000時間となってました。

この勉強時間が多いのか少ないのかは微妙なところですが、大学受験もろくにしていない者からすると、人生で一番勉強したと言い切れます。

最後の年の試験前は月に140時間もやってたようです。(もちろんもっとやっている人いますが)

今、同じように勉強しろと言われても、なかなか無理なのではないかと思いますね。

 

中小企業診断士一次試験の思い出

私は一次試験を2回、二次試験を3回受験しました。

一次試験は7科目(①経済学②財務会計③企業経営理論(経営学)④運営管理(生産)⑤経営法務⑥経営情報システム⑦中小企業経営、政策)受験するのですが、マークシート方式で60%以上の得点が必要です。

1科目60点で科目合格、もしくは受験科目の合計得点が60%以上でも合格します。ちなみに足切りは40%以下となります。

7科目受験して700点×60%=420点をクリアしての合格です。

ただし、一科目でも足切りがあれば、総得点が60%を超えていても不合格となります。

一次試験合格者は二次試験を2回受験できる機会を得られます。

年ごとに各科目の難易度が相当ぶれますので、一度に7科目受験しているほうが受かりやすい気はします。

 

初めて受験した1回目の一次試験は、直前の模試があまりにも無残な悪い成績で、直前1カ月間気合を入れなおしての勉強だったので、どこまでできるか自信を持てないまま望みました。

なんだか手ごたえがあるんだかないんだかわからないまま終え、結果はラッキーにも合格してました。

 

最後に受験した2回目の一次試験は難易度が相当高く、当時は59%以上合格、経営情報システムには全員4点加算にもかかわらず合格率が18%と、例年(20%~25%の合格率)に比べて低い年でした。勉強の記録には、あまりにも試験が難しくて愚痴を言っている記録が残ってました。

幸いにして私は自己採点でギリギリ60%を上回っており、自己採点をした当日は、なんとか二次試験を再受験できる喜びに浸ってた記憶があります。

当時は色々とあり、人生を賭けた試験だったので、めちゃくちゃ嬉しかったのだと思います。

 

中小企業診断士二次試験の思い出

3回も受験した二次試験は、①組織、②マーケティング、③生産管理、④財務に課題のある企業に対して診断・助言をする紙上演習となります。

A42ページ~3ページに書かれた与件文を読み、記述式で解答します。

上記の4科目を受けて、400点×60%=240点が合格となります。

一科目でも40%以下の科目があればその時点で不合格です。

 

この記述式の試験は、いったい何が正解で何が不正解なのか、いろんな受験校や受験生の合格ノウハウ、都市伝説などの情報が入り交じってました。

 

初めて受験した1回目は独学なのでよく要領もつかめないまま望み、当日受験の部屋が午前と午後で変更されるというトラブルにも巻き込まれた割には、あと少しで合格と言う感じの不合格でした。

結果的には1科目足切りだったので、あと少しでもないかもしれませんが、点数としてはあと6点というところでした。

あまりわかってない割には他の3科目が合格点を越していたので、正直甘く見てしまいました。あと1年あれば十分だろうと。これが翌年の失敗につながります。

 

翌年の2回目は、自分としてはそれなりの準備をして望みました。なにせ2次試験の勉強しかしていないのですから。

しかしながら結果はあと4点足らずの不合格。しかも2科目は前年を下回っています。

この時の不合格は今でもハッキリと覚えています。受験仲間は軒並み合格していたので余計に悔しいのと、超えられなかった自分が情けないのと応援してくれた家族に申し訳ない気持ちが入り交じった感情をなかなか整理できない日々でした。自分の人生でも3本の指に入るくらい悔しい出来事でした。

今にして思えば、まだまだ甘かったのだと思います。

 

最後となる3回目は、一次試験からのやり直し。

相当難易度が高かった一次試験も一発で通過してきたので、この勢いのまま合格目指して8月から10月中旬の試験まで2次試験の勉強をしました。

この3カ月弱が、人生で最も勉強したと言ってもいいくらいしました。

2016年の正月から10月23日の二次試験まで勉強をしなかった日は1日だけ。

ここで合格するか不合格になるかは、今後の人生を大きく左右するということがわかっていたので、悔いのないように望むことだけを考えました。

結果としてこの年の受験で合格するのですが、合格した日の事をよく覚えています。

もちろん、そんなに努力をせずに合格する人も大勢いますが、どこか学歴などに劣等感を持っていたので、一生懸命勉強して合格できたことが素直に嬉しかったです。

 

遠回りになったが良かったと思う

中小企業診断士試験に合格するまで、勉強を始めてから3年少しかかりました。

大学受験すら満足にせず、専門学校卒の者からすれば、40歳を前にしてこんなに勉強をすることになるとは思ってもみませんでした。

しかし、自分なりの努力が通じず悔しいやら情けないやらの感情を抱けたことも、今となっては良い経験と言えます。

もし、挫折をした経験が無いまま試験に受かっていたら、勘違いをした中小企業診断士となっていたと思います。

また、現在のビジネスパートナーも同期なので、3回目の時に合格していなかったら出会ってなかったかもしれず、出会ったとしても違う出会い方だったら一緒に仕事はしていなかったと考えると、2年目に不合格になったのことに意味があったのではないかと思います。

 

独学で良かったこと

中小企業診断士はそこそこの難易度で、TACを始めとする大手資格受験校や小さな受験校など色々と教育機関があります。

ただ私は講義を聞くスタイルの授業が耐えれないと思い、独学にしました。

 

一次試験はマークシート方式なので、ひたすら覚えるだけです。

覚える内容は、過去問題です。教科書は基本読みません。

授業を受ける時間があれば、何回も過去問題を解くことができ、覚えてしまった方が合格に近づきます。

二次試験も独学でした。

あるテキストをひたすらやり込みました。

国語の勉強をやり直しました。

3年目は元受験仲間の力を得て、各受験校の模擬問題を数多く見せてもらいました。

そして、最後の試験10日前に、元受験仲間に最後のコツを教えてもらって試験に望みました。

こちらの建てた仮説が正しい方向なのかどうなのかを確認するためです。

考えていた方向性に間違いが無いと確信を持てたことと、もっとわかりやすく説明をしてくれたことで合格できたと思っています。

 

もちろんこれは私が考えるやり方なので人それぞれですが、この、「自分のやり方を自分で考えてやり切った」ことが重要だったと思います。

試験勉強を始める前、いろんな勉強法の本を読んで、自分に合っているだろう方法を考えました。

また、勉強をしながら仮説と検証を繰り返しました。

合格者に話を聞いて、自分なりの仮説を立てました。

これまた独学は、遠回りだったのかもしれません。

ただ、私は中小企業診断士を取得したら、いずれ独立開業するつもりでしたので、自分で考えて実行することが重要だと考えていました。

なぜなら、経営には正解がなく、結局は自分でチャレンジするしかないからです。

 

まとめ

いろんな出来事に無理に意味づけをする必要はないのかもしれません。

しかし、自分で仕事をするようになって、「ご縁」というものがある気がします。

その瞬間では回り道や痛手に見えても、この「ご縁」に出会うためだったのではないかと考える機会が増えました。

しかし、その「ご縁」をチャンスにできるかどうかも自分次第なので、これからも自分で考え仮説と検証を繰り返していきたいと考えます。

 

中小企業診断士を目指した理由まとめ

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末信 公平

末信 公平

中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/ファイナンシャルプランニング技能士2級中小企業庁委託事業ミラサポ専門家登録/神戸商工会議所外部専門家登録/公益財団法人ひょうご産業活性化センター経営専門家登録/公益財団法人兵庫県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター外部相談員登録/兵庫県中小企業診断士協会・大阪中小企業診断士会会員/ NPO法人ファザーリング・ジャパン関西会員
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。業績悪化に伴い民事再生を経験。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

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