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挫折することは恥ずかしいことではない 経験をいかに活かすかで変わる

2021/12/11
 
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経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

12月のこの時期になると、思い出す出来事が2つあります。

一つは、中小企業診断士の2次試験合格。

もう一つは、中小企業診断士の2次試験不合格。

ですが、両方の経験は今の活動に大きな影響を与えています。

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挫折することは悪いことではない 悪いのは生かさないことである

現在は、中小企業診断士の資格を生かして独立して仕事をしています。

ですが、順調にきたわけでもありません。

 

中小企業診断士二次試験、2回不合格

中小企業診断士二次試験も2回落ちています。

特に受かる気満々でそれなりに勉強をしていた2回目の不合格は、かなりの挫折感を味わいました。

今でもハッキリと思い出しますし、情けないやら恥ずかしいやら、家族に申し訳ないやらで、負の感情でいっぱいでした。

正直に言えば、合格した人たちがうらやましくてうらやましくて。

 

もう一度1次試験からやり直すことにうんざりだし、また1年間試験勉強をすることになるのが憂鬱で、しばらくの間はなんだかもやもやした感情に支配されていました。

 

自分にとっては中小企業診断士をあきらめる選択肢はなかった

当時の状況から、中小企業診断士をあきらめる選択肢はありませんでした。

何としてでも合格をして、自分の人生を切り開くんだ、と強く思っていました。

別に中小企業診断士を取得したからと言って、自動的に人生が明るくなるわけではないのですが、変わるきっかけが欲しかったのです。

 

「資格なんて取っても意味がない」

「資格があるからと言って食べれられるわけではない」

といった話はある程度、同意します。

 

資格も結局のところ手段の一つに過ぎないので、いかに自分自身で活かすことができるか?ではないかと思います。

 

挫折感を味わってよかったと思えたこと

何とかラッキーにも翌年の試験に合格したのですが、振り返ってみると、挫折感を味わってよかったと思います。

いや、よかったと思えるように、ようやくなったのかもしれません。

別に順風満帆な人生でなく、当然失敗もあるししんどいこともありましたが、診断士試験はこれまでで一番エネルギーを注いだといっても過言ではないチャレンジであったので、挫折感も強かったと思います。

 

挫折感を味わって一番良かったと思うのは、「人の痛みを知れた」ことでした。

経営は順風満帆になんの壁にもぶつからずに進むことは稀です。

また、経営改善のような仕事の場合、経営者や従業員の方も苦労をされています。

そこに、躓くことなく合格した経験で臨んでいたら失敗していたでしょう。

共にパートナーとして関わるほうが好きなスタイルなので、自分にとっては挫折の経験は良かったです。

 

不合格の経験を生かすも殺すも自分次第

不合格といった、何ともいえない自分自身の能力不足を突き付けられる経験を大人になって味わいました。

試験は「誰が悪い」といった言い訳が通じにくいので、自分との戦いとなります。

ですが、私の場合はその経験が仕事にはうまく作用していますし、独立後の営業活動も乗り越えることができたのではと思います。

結局は、挫折の経験を生かすも殺すも自分次第なんですね。

 

ストレート合格をした人が偉いわけでもない

資格試験なので、できればストレート合格を果たしたいものですし、自分も目指してました。

ネットの情報でも、「ストレート合格するには?」みたいなものがあふれています。

ですが、この仕事をしてると「ストレート合格した人が偉いわけでもない」とわかります。

なぜなら、聞かなければストレート合格したのか何回も試験を受けたのかがわからないからです。

そして、顧客である経営者はそんなこと気にしません。

経営者にとっては「中小企業診断士」には変わりなく、それ以前に「国家資格を持っている持っていないは別の話」です。

当たり前ですが、顧客にとっては「会社をよくしてくれるのか?」「良いアドバイスをくれるのか?」「良いことを教えてくれるのか?」みたいなところで判断します。

 

気にするのは、同じ中小企業診断士くらいでしょうか。

いや、それでもほとんどの人は、受験回数を気にしません。

確かにストレート合格や2回目での合格した人は「優秀な人やなぁ」といった人が多いと感じます。

ですが仕事をするうえで、ストレート合格かどうかなんて考えながらしません。

独立開業すれば受験勉強とはまた違ったものが求められますし、どのような分野で仕事をするのかでも異なります。

 

なので、このブログを読んでくれているあなたが、もし試験に不合格となっても気にしないでほしいと思います。

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末信 公平

中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/ファイナンシャルプランニング技能士2級中小企業庁委託事業ミラサポ専門家登録/神戸商工会議所外部専門家登録/公益財団法人ひょうご産業活性化センター経営専門家登録/公益財団法人兵庫県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター外部相談員登録/兵庫県中小企業診断士協会・大阪中小企業診断士会会員/ NPO法人ファザーリング・ジャパン関西会員
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。
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経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

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