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経営改善の第一歩は窮境原因の特定 【経営改善計画書作成-12<窮境原因>】

2019/03/02
 
この記事を書いている人 - WRITER -
末信 公平
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。業績悪化に伴い民事再生を経験。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

これまで8回にわたって、現状分析のお話をしてきました。

今回は、経営改善計画の肝である窮境原因のお話をいたします。

 

業績悪化の要因を間違って認識してはいけない

財務分析や定性的な分析を行ってきた理由は、経営改善計画書を作成するためですが、経営改善計画書を作成するには、「そもそも何が原因で業績が悪化したのか」を追求して、その対策を計画に盛り込む必要があります。

この、「そもそも何が原因で業績が悪化したのか」が窮境原因と呼ばれます。

経営改善計画書は、金融機関へ合意を取り付ける重要な資料です。リスケを実行してもらうには金融機関が納得する理由が必要で、「業績悪化の要因を正しく認識しているか」という点が非常に大事になってきます。

見当違いなことを業績悪化の要因として、その改善策を行っても金融機関はリスケに合意できません。「結局何もわかっていないな」と言うことになり、支援をしても無駄と判断されてしまいます。

 

なぜ?なぜ?を繰り返す

窮境原因を探る方法に、なぜ?なぜ?を繰り返す方法があります。「なぜ?」を繰り返し、深堀をしていく感じです。

例として、①現状が「債務超過」でお金がない状態とします。これは、表面に出ている最も大きな問題点です。

では、なぜ債務超過に陥ってお金がないのか?を深堀します。

財務分析を行った結果、売上の減少や粗利率の減少がみられていることがわかりました。また、使っていない機械があったり、売掛金の入金が年々遅くなってきていることもわかりました。

ここでわかったことは、②-1売上が下減少した、②-2粗利率が減少した、②-3未使用の機械があった、②-4売掛金の入金が遅くなった、ことが原因としてわかりました。

さらに、なぜ売上が減少したのか?を考えると、③-1近所に競合店が出店した、③-2顧客から店の品揃えが悪いと指摘を受けた、ことが原因としてわかりました。

というように、粗利率が減少した理由や、未使用の機械が生じた理由、売掛金の入金が遅くなった理由なども、SWOT分析や5フォース分析などを行った結果から探していきます。

この作業で深堀をしたものが、窮境原因となり、課題解決の糸口となります。

 

中小企業によくある窮境原因のパターン

中小企業の業績悪化の理由は、いくつかのパターンにわけられます。

 

事業投資の失敗

お金をかけて取り組んだものの、見込に反して利益が出ないパターンです。

例として、新規出店や機械の導入、過剰な開発費などです。

 

在庫の滞留

いつか在庫は売れるだろうと考えているうちに、在庫が滞留して仕入れ代金の回収ができなるパターンです。

損をしたくない感情から、在庫の処分を難しくさせ、最終的には資金繰りの悪化を招きます。

 

 環境変化についていけてない

顧客の変化や競合の出現などに対して、十分な対応ができていないパターンです。

競合が変化に対応できているのに、自社はできていない場合に当てはまります。

 

管理体制の不備

予算管理を行っておらず、感覚で済ましていることで、コストがかかっていたり回収ができていないなど、資金管理ができていないパターンです。

資金の流れがつかめていないので、問題に対して後手に回ったり、気付いた時には手遅れだったりします。

 

固定資産購入が負担

お金を生み出すモノへの投資ではなく、本社ビルなど直接お金を生み出さないモノの購入により、借入金が膨らみ資金繰りを圧迫しているパターンです。

少しの業績悪化で、急に資金繰りが苦しくなったりします。

 

放漫経営

経営者が会社を個人の持ち物のように扱い、会社の資金を遊興費に使ったり株式投資などの投機により、資金繰りが苦しくなっているパターンです。

業績が好調のままの感覚でいたり、法人化されて組織もそれなりの規模になっているのに、個人事業主の気分が抜けていなかったりしていることが多いです。

また、組織のメンバーの意識も低くなりがちなので、業績自体も落ち込みだすと止まらなくなりがちです。

 

外部環境の悪化

原油価格高騰や為替の変動、リーマンショックなどによる急激な市場の冷え込み、取引先の破綻、天災など、経営努力だけでは対応しきれないパターンです。

ギリギリの経営をしている場合は急激な変化への対応が取れず、急に苦境に立たされます。

 

窮境原因は複合的・組織の部分にも影響

複合的な要因が絡み、窮境原因が複数に渡ることが多いです。

また、お金の部分だけでなく、組織の部分にもマイナスの部分が表れていることが多いです。

離職率の増加や、従業員のモチベーションの低下、組織の雰囲気の悪化など、こちらの部分も窮境原因があると考えられます。

直接的には経営改善計画には盛り込むことは少ないですが、計画を実施するのは組織のメンバーです。

困難な状況ですが、組織メンバーのやる気を引き出しつつ危機を乗り越えていくことも重要なこととなります。

 

まとめ

窮境原因は、財務分析を基本に、悪くなっている指標から現状分析を踏まえて、「なぜ?なぜ?」を繰り返し深堀をしていきます。

また、単一の窮境原因だけでなく複合的な要因が絡み合っていることもあります。

お金の部分の改善ももちろんですが、同時に組織の立て直しも同時に行う必要があります。

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【リスケ(返済猶予)のための経営改善計画書作成】シリーズ

次回 問題点と課題の設定 【リスケ(返済猶予)のための経営改善計画書作成-13<課題の設定>】

前回 強みの源泉を知る・VRIO分析 【リスケ(返済猶予)のための経営改善計画書作成-11<現状把握-⑧>】

まとめ

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末信 公平

末信 公平

中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/ファイナンシャルプランニング技能士2級中小企業庁委託事業ミラサポ専門家登録/神戸商工会議所外部専門家登録/公益財団法人ひょうご産業活性化センター経営専門家登録/公益財団法人兵庫県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター外部相談員登録/兵庫県中小企業診断士協会・大阪中小企業診断士会会員/ NPO法人ファザーリング・ジャパン関西会員
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。業績悪化に伴い民事再生を経験。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

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