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強みの源泉を知る・VRIO分析 【経営改善計画書作成-11<現状把握-⑧>】

2019/03/02
 
この記事を書いている人 - WRITER -
末信 公平
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。業績悪化に伴い民事再生を経験。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

SWOT分析の説明の時、強みが大事であるとお話しました。

その時に、「強み」の源泉は何なのかを突き詰めて考えることも必要と説明しました。

今回は、強みの源泉を考える際のヒントとなるVRIO分析のお話をします。

 

企業の経営資源を分析するVRIO分析

VRIO分析とは、経営学者であるジェイ・B・バーニーが提唱したフレームワークです。

企業の持っている経営資源が「持続的な競争優位の源泉」なのかどうかを判断するために4つの切り口で考えます。

ちなみに、バーニー氏が定義した経営資源とは

  • 経営資源=有形資産(立地など)+無形資産(ブランドなど)+組織的能力(経営判断や仕組みなど)

となります。

 

持続的な競争優位性の源泉となる4つの判断基準

では、持続的な競争優位背の源泉となる4つの判断基準を見ていきましょう。

 

Value 経済価値

自社の持つ経営資源は、「顧客にとって価値があるのか」で考えます。

ここで言う価値とは財務面での価値となり、市場に対してどの程度生み出しているのかが判断基準となります。

かなり大雑把に言えば、商圏でのシェアをどれくらい持っているかで計れると思います。

シェアが高ければ、市場をコントロールしやすくなるので、強みと言えます。

 

Rarity 希少性

自社の持つ経営資源は、「他社が手に入れにくいものなのか」で考えます。

自社でしか取り扱えない商品があると、希少性が高いと言えます。

普通にお金を出せば誰でも手に入れることができることができるものは、希少性が高くないとなります。

お金を出しても他社が手に入れられないものがあれば、強みと言えます。

例えば、特定商品の独占販売権を保有していたり、特別な仕入れルートで自社しか扱えない、自社しか作れないものであったりします。

 

Imitability 模倣困難性

自社の持つ経営資源は、「他社にマネされにくいのか」で考えます。

特許などで守られているものなどは、わかりやすい模倣困難性です。また、時間をかけてでしか習得できないようなものも、模倣困難性が高いと言えます。

他社が知ったところで、簡単にマネをされないものがあれば、強みと言えます。

例えば、ビジネスの仕組みであったり、教育システムによる人員の質であったりします。

 

Organization 組織

「自社の持つ経営資源を有効に活用できる組織であるか」で考えます。

いくら優れた経営資源を保有していても、組織が整っていないと活用できないということです。

企業は人の集まりであるため、組織力も強みとなりえます。

 

VRIO分析の問題点

強みの源泉を知るために、切り口の発送として有効ですが、問題点もあります。

実は、バーニー氏がVRIO分析の説明(1996年)に、PC販売のDELLをモデルにしました。

しかし、DELLが分析当時持ち合わせてた競争優位は永続せず、その後苦境の時代がありました。

それは、外部環境の変化を考慮できていなかったためです。

また、経済価値の分析があいまいとなる部分もマイナスでした。(ですので、今回は強引に商圏によるシェアを例としてます)

 

VRIO分析は現時点での現状説明に用いる

では、VRIO分析は意味のないものなのでしょうか?

決してそんなことはなく、経営改善計画書を作成するうえでの現状把握には役に立ちます。

SWOT分析で行う「強み」の裏付けに、4つの切り口を使います。

「経済価値」「希少性」「模倣困難性」「組織」

が、現時点で競合より優れていればかなり強い「強み」になります。

 

将来に向けての「強み」の作り方

また、中小企業では「希少性」や「模倣困難性」「組織」を強みとして育てていくことで、活路を見いだし、経営基盤の強化につながります。

経営戦略を考えるうえでも、施策を行うに際に仕組みを考えて行うことは、結果として「強み」を手に入れることとなります。

 

5F分析からも様々な脅威にさらされていることがわかったので、自社も絶えず進化をし続けることが必要です。

その際に、どの方向性に向かえばいいのか?を考えるとき、「希少性」、「模倣困難性」と「組織」の強化を念頭に入れて経営を行うことが重要となります。

 

まとめ

「強み」の源泉である、持続的な競争優位の切り口としてVRIO分析の「経済価値」「希少性」「模倣困難性」「組織」の視点で考えることをご紹介しました。

しかしながら、これはあくまでも現時点での分析となります。

絶えず外部環境は変化をしていきますので、定期的に見直しを図る必要があります。

また、進むべき方向性を考えるうえでも、経営資源に限りある中小企業は「希少性」「模倣困難性」「組織」を強化することが重要になります。

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次回 経営改善の第一歩は窮境原因の特定 【リスケ(返済猶予)のための経営改善計画書作成-12<窮境原因>】

前回 自社を知る2つの切り口 【リスケ(返済猶予)のための経営改善計画書作成-10<現状把握-⑦>】

まとめ

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末信 公平

末信 公平

中小企業診断士/認定経営革新等支援機関/ファイナンシャルプランニング技能士2級中小企業庁委託事業ミラサポ専門家登録/神戸商工会議所外部専門家登録/公益財団法人ひょうご産業活性化センター経営専門家登録/公益財団法人兵庫県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター外部相談員登録/兵庫県中小企業診断士協会・大阪中小企業診断士会会員/ NPO法人ファザーリング・ジャパン関西会員
経理の専門学校卒業後に食品製造会社に入社。主要取引先の倒産、メインバンクの破綻等を経験。工場運営改善など行い、過去最高益への貢献を果たす。その後、洋菓子製造小売業を経てアパレル関連会社へ転職。業績悪化に伴い民事再生を経験。自身の経験を活かし、資金繰り改善を中心とした支援を行うため、中小企業診断士として独立。

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